【東京】 珍スポットの祖 都築響一コレクション 大道芸術館
- 2022/11/30
- 16:25

珍スポットの祖、多くの方が影響を受けているでしょう、都築響一先生。
その都築先生のコレクションを見ることができる場所が2022年10月に誕生しました!との吉報を知り、早速やってまいりました。
場所は東京、スカイツリーから徒歩15分の場所にある向島です。
下町、そして料亭街というのがまた雰囲気があっていいじゃないですか。

グーグルマップを頼りにだいたいの位置まで来たんだけど、看板もなにもない。
それっぽい建物の前で待っていると、中から人が出てきてココだと確信。
そんな怪しさもあって期待がますます膨らみます。

中に入ると早速、秘宝おじさんがお出迎え。
都築さんは主に閉館してしまった全国の秘宝館に置かれていたマネキンを買い取って倉庫に保管してるんですね。
それでそのコレクションを、今までは期間限定でイベント的に(東京のどこかで)展示されることはあっても、こうして常時見れる場所は今までなかった!だからすごいんです。
観覧は事前予約制。
ひとまず5年は続くとのこと。
時々展示も変わるかもしれないということで、常にネットを駆使して最新情報を仕入れるべし!

こちらは鳥羽SF未来館の入り口にいたマネキン。

マネキンの後ろには営業当時の写真も貼ってあって、どんな雰囲気だったか知ることもできる。
早速出迎えてくれた女将さんに案内され館内を見て回ることに。
ひとつひとつちゃんと解説つきで興味深く、非常におもしろいのでみんなもぜひ!

まず1階にあるのがVIPルーム。
壁にはヌードを描いた絵画、奥には秘宝館にいた蝋人形。
そしてテーブルの下には都築さんのコレクションでもあるラブドールが寝転んでいる。

ガラス窓の向こうにいるのが、秘宝館からやってきた精巧な蝋人形。
ちなみにここにいるマネキンやラブドールたちは、写真に撮られても大丈夫なように、また、わいせつだとケチつけられないように、局部や乳首をあえて隠しているため、法的にはなんの問題もないようです。

続いて階段をのぼって上の階へ。
階段の壁には昔使われていた見世物小屋の宣伝ポスターが。
この味わいのある文字が興味をそそる。

壁に飾られた絵画の中には性的な表現が強いものも。
でもそれらも弁護士の先生に入ってもらい、どこを隠せばセーフか?が決められ、アウトな部分はシールなどで隠されている。

まずはこちら。
三角木馬にまたがった蝋人形がいる部屋では「ガーナの手書きポスター」に注目。

ガーナでは1980年代に移動式映画館が流行し、映画の宣伝に使われたのがこういった手書きのポスターで、その独特な世界観が魅力。
まず、絵のキャンパスは紙ではなく使い終わった小麦粉の袋。
そして、多くの観客を呼び込むため演出が加わっていくのが特徴。
絵のタッチがユーモアだったり、出演者の絵が全然似てなかったり、ありもしないシーンや登場していないアクターまでも描かれたとか。
それでも観客はワクワクしながら映画を見て、ポスターの人物が登場しなくても文句は言わないという平和な世界だったんですね。
また、当時のガーナの観客は怖い映画が好きだったようで、映画の内容よりも怖そうなポスターが多かったらしい。

こちらはエイリアンとプレデターのポスター。
こんなの出てたっけ??

ポスターの隙間から、ここにも秘宝館の蝋人形がチラ見え。

伊勢にあった元祖国際秘宝館の実物看板も。


ここはトイレの壁なんだけど、壁いっぱいに貼ってあるのは、福岡県北九州の若松にかつてあったグランドキャバレー「ベラミ」のブロマイド。
ベラミに出演していた歌手やバンド、踊り子たちの写真なんだけど、そのポージングや表情が実に個性的で、ずっと見てられるんだよね。

そして一番広く使われているのが、鳥羽SF未来館のメイン展示を再現したゾーン。
これらはストーリーがあって、「1999年地球は滅亡の危機に瀕していた。宇宙から凱旋した宇宙戦艦長ヒトリー将軍は、生き残っている人類を狩り集め繁殖計画を実行した。」というもの。

まず生き残った人類を狩り集めているシーン。
マネキンの背後には鳥羽SF未来館当時の写真も展示され、どんな雰囲気だったのかちゃんとわかるようになっている。
またこれらのマネキンはすべて、傷んだところは修復され、色が剥げたところは塗り直されるなどして、キレイな状態になっているとのこと。

コンピュータ制御の機械により、人間の生殖を行うシーン。
これは男女の股間に管を挿入し、精子と卵子を吸い込んでるところ。
当時動いていた管も修理され、ちゃんとビクンビクン動いてるのがすごい。

そして奥に並んでいるのは、特殊な方法を使い、新生児を3か月で18歳の体に育てるというシーン。
この、AVの設定だとしても首を傾げたくなるようなめちゃくちゃなストーリーが、秘宝館のおもしろさだったんですね。

2階はバーになっていて、チケットの半券が1000円分のドリンクチケットになっている。


まず注目は、ガラスケースに展示されたお宝の数々。
秘宝館はじめ、全国の性風俗系資料館などでお目にかかるお色気グッズが並んでいて、これらもひとつひとつ丁寧に解説してくださいました。


まずよくあるのが、置物をひっくり返すと、まぐわいシーンがあらわれるもの。


中にはお面の裏側がコレになってるパターンもあって、これからまちで見かける置物やお面の裏も、確かめたくなりますな。
これら、顔の作りが現代風だな~と思いきや、江戸時代とかかなり古いものらしく、解説がどれも興味深く非常におもしろい。


こちら、女性の置物も、ひっくり返すと実は、セルフプレジャーの真っ最中。
このタイプ、初めて見たかも。

こちらはなんと、女性の秘部にうわぐすりが塗られ、ツヤを出し濡れているような演出が!
くぅ~!!粋ですね!!

さらに一番左の、立った女性の置物。

持ち上げるとなんと、こんなことに!!
男性バージョンは見たことあるけど、女性バージョンは初めて見た!!

興奮しっぱなしのままいよいよ席に着き、ドリンクを注文。
お通しでは京都の古川町商店街にかつてあった、むらを東三堂の名物お菓子、珍ちんおつまみよろめきを再現したものが登場。
中には四十八手のイラストカード(本物をコピーしたもの)が入っていてうれしい。
珍スポット好きのツボを押さえてますね!

テーブルにはよく見ると、ピンク映画のポスター(コピーしたもの)がギッシリ!


壁にはここにも、巨大な見世物小屋のポスターが。
この迫力と、人を惹きつける独特のタッチが好奇心をそそり、夢中になるんだよね。


そして、ここでもうひとつ楽しみたいのが、かわいすぎるラブドールたち。
しかも、一緒に写真が撮れるだけじゃなくなんと、おさわり自由!!
ラブドールって普通、展示されていても触ることできないんだけど、ここの女の子たちはどこ触ってもOK!!
いいんですか~!?

だからもう、普段触れないところも堂々と触っちゃおう。
なにこれ、めちゃくちゃドキドキすんだけど。
ちなみに下の毛は、本物の人毛が植えられているとのこと。
ということは感触がよりリアルに?


見れば見るほどかわいくて、吸い込まれちゃいそうだよ~
写真で見るより実際に見た方が絶対にかわいい!!
これはぜひ実物に会いにいってくれ~!!

特によくできてるのはくちびる。
触ってみると想像以上にやわらかく、思わずキッスしたくなる!!
胸は本物より固めで、関節はさすがにやわらかかったな。
現場からは以上です!

バーの方や、案内してくれた女将さんともたくさん話もでき、いろんな情報を知ることもできました。
向島は、赤坂・新橋・向島という東京3大料亭街のひとつ。
もともとこの建物自体も料亭だったそう。
改装してオープンするにあたり、周りの料亭の女将さんにあいさつしなければならないということで(仲良くしてないといやがらせなどされる可能性があるから)しかしそのあいさつすることも大変だったとか。
何度も料亭に足を運び、芸子さんをつけ、女将さんを呼ぼうとするも初めは旦那衆しか出てきてもらえず、何度か通うことで女将さんに会うことができるとか。
すごいな。それって令和の話ですか?

▲カウンターに座ってた女性をよく見ると、この人もラブドールだった。
とにかく刺激的で興奮する空間。
また展示が変わったら絶対に行きます!
珍スポット好きは必ず行くべし!!
大道芸術館
住所: 東京都墨田区向島5丁目28-4
公式サイト&来場予約: 大道芸術館
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