【新潟】 厄払いにシンボルを制作@南魚沼市
- 2022/12/10
- 13:15

八海山の麓に立つ、由緒正しい八海神社にやってまいりました。
長い参道には杉並木がのび、その杉の多くは夫婦杉と呼ばれ、ひとつの根からふたつの幹がよりそう姿をしているんですね。

▲その杉並木。

▲いろんな石碑が林立し、ふざけちゃいけない雰囲気が漂う。

特にここでは、夫婦和合・子宝安産にご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れる場所。
とはいえ、こんな霊験あらたかスポットへ、わたしが真顔で来るわけないじゃないですか。

わたしたちが行くべきポイントは本殿の向かって左側。
この、怪しげになにかを隠そうとしているような柵の向こう側なんですよ。

奥へと進んでみると
おおおおお!!!
なんかある!!!

これは!!!
精巧に作られた男根(中央・玉つき)と、
自然石に手を加えたような女陰(右側の石)やないかい!!

もっと近くで見てみましょう。
カーブ、角度、てかり、色ツヤ。
見れば見るほどただ単に、それっぽく作られたわけじゃない。
よりリアルに、よりかっこよく、心を込めて作られたという愛情が伝わってきますね。

先端部にはちゃんとスリットも。
めちゃくちゃ手が込んでいる。

説明書きには、このあたりでは42歳の厄払いの際、男女のシンボルを作って厄を払う風習があるらしく、これもそれで作られたものとのこと。
中学校の卒業生が同窓会的に集まって、キャッキャ言いながら作るんだろうな~
楽しそう~!

隙間にはこんな小さいものも。
しめ縄がついてるし、これも仲間でしょうか。

小さい梵鐘もセットで。
なんだろうこれ??

石の横には、はっきりと
「これは八海神社のご神体ではありません。」
との注意書きが。
卒業生たちは八海神社が夫婦和合・子宝安産にご利益があるからついでに・・・的に、よかれと思って置いたんでしょうか。
しかしちょっと迷惑になっている様子。

そんな風習を知った上で、続いてやってきたのは五十沢(いかざわ)温泉です。

温泉の横にある、ちょっと広めのお庭へとお邪魔します。

奥へと進むと、薬師如来を祀る薬師殿があるんだけど、ここの扉を開けてみると

むむむ!!
この左右の壁際に並んでいるのが

ななななんだこれ!!!
戦隊ものの登場シーンかよってくらい、めちゃくちゃかっこええやん!!


そうです、これもお察しの通り、各年代の卒業生たちが厄年の際、集まって作り上げた厄払い神なんですね。
先輩方のフォルムを参考にしたり、時にオリジナリティを出したりと、年代によって個性が出ているのがおもしろい。

反対側にも同様に。

こちらはずいぶんわかりやすい出来映え。
作ってるときは想像が膨らみ、いろんなアイデアが浮かぶんだろうな~

平成28年物になると、現代美術のようなモダンなつくりに。
時代を反映しているのもすばらしいですね。
ご時世的にもこの先、もっと抽象的になったりするんでしょうか。
今後も楽しみです!
八海神社
住所: 新潟県南魚沼市山口494
五十沢温泉 ゆもとかん
住所: 新潟県南魚沼市宮17-4
★★★お知らせ★★★
商店街好きの私が今まで巡りに巡ってきた300カ所以上の商店街から、選りすぐりの50をまとめた本「商店街さんぽ ビンテージなまち並み50」(学芸出版社)が発売中です!
商店街とその周りの見どころや、楽しみ方を紹介しています。
路地好き、レトロ好きに大好評!!
詳しくはこちらから↓
★ブログのFacebookページができました!
更新情報をお届けします!↓
BQ B-spot explorer
- 関連記事
-
- 【新潟】 厄払いにシンボルを制作@南魚沼市
- 【新潟】 陰陽石ごろごろ 雁田神社
- 【新潟】 狛ちんが守る子宝の神 雲母(きら)神社
- 【新潟】 佐渡ヶ島で巡ろう! 性の神様5選
- 【新潟】 重さ3トン!世界第2位のご神体 東光院
スポンサーサイト